凹凸感を利用した美容室のファサードサイン

2010.10.26

By Black and Blue

2007年01月26日に掲載した『ちょっと変わった美容室』


久方ぶりに表参道の路地裏を歩いていたら、以前紹介したヘアーサロン"UR DELTA"がリニューアルオープンしているのに気が付いた。1枚目に掲載した写真の角度から最初見たのだが、遠くから見ても立体的な造形である印象は持ったものの、ひょっとしたらグラデーションを巧みに使い分けて平坦な面ながらも立体的に見せているのかもしれないと思った。果たして一体どちらなのだろうと興味津々で近づいてみると2枚目の位置から見ても分からない。それほど継ぎ目を感じさせることなく三角錐と平面とが一体化していたからだが、3枚目の角度から見てようやく納得した。

全ての面が三角錐で構成されているわけではなく、実質4個の三角錐と残りは全て平坦面のグラデーション仕様。費用の面からその組み合わせを選択したのは間違いないが、それにしてもうまいやり方だ。全部が全部三角錐で構成されていなくても類推適用で、それらしく見えてしまうという目の錯覚を巧みに利用している。入り口回りも独創的だが、鋭く尖ったスタンドサインも格好良かった。



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