渋谷区文化総合センター大和田の味のあるデザイン-その1
- 2011.06.21
『渋谷区文化総合センター大和田』と、固有名称が最後に来るのは珍しい事例だと思っていたが、帰社してGoogleマップストリートビューを見ていたら、旧大和田小学校施設建設建築工事と書かれていたので納得した。旧来の名前がなくなることを名残惜しむ気持ちから名付けられたのだろう。それにしても渋谷区の施設とは言いながらも建物名称に使われた書体(写真11枚目)といい、総合案内板で表現された地図といい、従来の公共施設ではあまり見ることの出来ないデザインが特徴的だ。
一筆書きで描かれた地図はまるでクレヨンで描いたかのようにのどかで牧歌的な雰囲気を漂わせ、フロアごとの区切り線はまるで小学生が引いたかのように素朴な味わいを見せる。高層階に入居しているテナント名称を見ると、インキュベーション(起業支援)と書かれているので、インキュベーター(孵卵器)を連想した。だから12枚目と13枚目のゲートデザインは孵卵器のようにも見えるのだろうと考えたが、帰社後に公式サイトを見たらプラネタリウムがあることを知った。
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