マレーラ表参道店の外観

  • 2010.11.09
By Black and Blue



以前のお店の外観と比較すると、より高級感溢れる佇まいで人目を引く『マレーラ表参道店』だが、入口上部真上には真鍮硫化いぶしと思われる仕上げの外装材を張り付けている。平坦な面ならまだしもこれだけ緩やかな弧を描いていると、パネルとパネルとの隙間を綺麗に揃えて繋ぎ合せるのは至難の業だ。

極端な事例では左側の隙間は15ミリなのに右側の隙間は10ミリ。組み込み終わった後に少し離れて見たら隙間が左と右で異なるというのはよくあること。まして長短および大小の真鍮パネルを組み合わせるのだから大変な作業だったろうと思う。

近くで見るとそれほど気にならないが、真鍮硫化いぶしの場合、全ての面を均一にメッキを掛けるのはかなり難しく、遠目に見ると黒ずんだところもあればそうでないところもあるが、それはそれで仕方のないこと。ただやはり溶接の跡は隠し切れないらしく3枚目の写真では微かにそれが伺える。メッキを掛ける前には分からなかったはずで、実際に仕上がった後、出てきてしまったのだろう。やはり弓なりに加工するということはとても難しいと改めて思った。

建物内部の総合案内板のデザインが素晴らしかったので写真を撮影していたら、ご主人を待っているかのようにワンちゃんがじっとこちらを見ていた。その仕草が可愛らしかったのでこれも記念に撮っておくことにしたが、動くものだけにさすがにサイン・看板のようにはいかなかった。

Googleマップで見たい方はこちらをクリック