銀座セイコーの屋上広告

  • 2010.12.03
By Black and Blue

2008年08月11日に掲載した『レクサスとオリックスの広告』


この上に掲載した写真のように屋上広告塔は一般的にはスパンドレルという平板で仕上げることが殆どだが、先日和光の隣のビルのSEIKOの広告塔を見ていたら仕上がりが異なるのに気がついた。拡大写真を見ると、どうやら丸パイプを等間隔に配置し、若干の隙間を見せる非常に珍しい手法だ。

しかもその丸パイプの縦方向の継ぎ手が肉眼では見えず、ひょっとしたら一本物で仕上げているのかもと思えるほどにつながりがスムーズだ。推定の高さは10m前後だろうか。確かにスパンドレルではなく丸パイプ等間隔配置は上質に感じられ、屋上広告塔としての質感は他とは一線を画しているが、その差異に気が付く人は業界関係者ぐらいだろう。和光の隣、安っぽいものは例え一般人には目の届かない屋上であろうとも設置するわけにはいかない。そういうことなのかもしれない。



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