日本橋・日本国道路元標-その3

  • 2011.02.24
By Black and Blue



今まで首都高速は何百回利用したのか分からないほど走っているが、この日記を連載するにあたり、自分で『日本国道路元標』の写真を撮影するまでは首都高速からも見えることは知らなかった。微かな記憶をたどると見たような憶えもあるのだが、さすがに運転中だけに静止して見るわけにもいかず、仕事がら首都高速を走っている人でも知らない人は多いのではないか?ストリートビューで見ると確かに首都高速環状線の間から屹立しているのが分かるが、渋滞でもない限り多くの場合は気づくこともなく通り過ぎてしまうのだろう。

その日本国道路元標を下から見上げた写真が本日掲載する写真だが、こうして見るとやはり本来は首都高速環状線の間からにょきっと顔を出すのではなく、首都高速地下移転後の石畳の道路上に中央分離帯を設置してそこに建てるべきなのかもしれない。が、いずれにしても問題は費用が掛かり過ぎること。現在の政治経済情勢ではなかなか好転の兆しは見られないような気がする。最後に紹介する写真は日本橋の石畳を撮影したもの。読売新聞に掲載された記事と合わせて読むと、『見えなくなるものへのこだわりは土建屋のプライドだと教わりました』の言葉の意味が良く分かる。


2011年01月03日 読売新聞 朝刊37頁『よみがえれ日本橋2』より引用


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