朝日新聞デジタルが開始された

  • 2011.05.22
By Black and Blue

最近は都内のJR・地下鉄では新聞雑誌を読んでいる人よりも携帯電話を見ている人の方が圧倒的に多い。以前だったら新聞を読んでいる人を結構見かけたのだが、最近は読んでいる人が珍しいとは言わないまでもかなり減ってきている。携帯電話の片手で閲覧出来る利便性と比較すると、新聞は両手を使わなければならず、特に面倒くさいのが頁をめくるとき。

以前からこのブログでは書いているが、新聞紙面はでかすぎるのだ。携帯電話やiPadに代表されるタブレットPCが普及するにつれて、現状の新聞紙面の閲覧性の悪さが顕著に感じられるようになり、だからこそ多くの人が新聞を読まなくなっているのだろうと思っていたら、日経新聞に刺激されたのだろう、朝日新聞もデジタル版を開始した。

●「朝日新聞デジタル」、創刊3日目で購読申込者が1万人を突破

朝日新聞社が5月18日に配信を開始した朝日新聞の電子版「朝日新聞デジタル」の購読申込者数が、創刊3日目の20日、1万人を突破しました。朝日新聞デジタルは、創刊を記念し7月31日まで無料でお試し頂けます。阿部寛さんがイメージキャラクターの広告を新聞やWEBなど様々な媒体で展開中です。

現状の新聞紙面ならいざ知らずweb版ともなればweb版ならではの見やすい構成、美しい構成があってしかるべきだが、日経新聞web版は新聞紙面の焼き直しであるがゆえに、律儀にも英数字全角表現、先頭文字一文字字下げを踏襲している。少なくとも英数字は半角表示、先頭文字一文字字下げではなく、行間調整で段落ごとにブロックで見せる方が遙かに見やすく美しい構成だと思うのだが、新聞用に組んだ文字表示をそのままweb版にコピペしているのか、見やすくはない。と思って朝日新聞デジタル版をチラッと覗いてみたら、やはり日経新聞と同様の記事構成となっており、やはり新聞各社、web版では文章を美しく見せようという意識が欠落しているような気がしているのだ。

とはいいながらも朝日新聞デジタル版の長所として挙げられるのが、過去一年間分の記事検索が出来ること。日経新聞は毎月25件までは無料検索出来るが、それ以上は1件あたり175円(税込み)とぼったくりの料金設定をしているので良心的といえば良心的だ。が、すでに日経新聞web版を申し込んでいるので、もう一紙購読しても読む時間が無いために、おそらく朝日新聞デジタル版は利用することはないだろう。が、日経新聞よりほんの少し安い料金設定とはいわず、もっと大幅に料金を下げて欲しいものだ。

●過去の本誌記事1年分、検索し放題

「あのニュース知ってる?」「あの記事をもう一度読みたいけど、いつ載っていたかな?」。思い出せなくても大丈夫です。過去1年分の朝日新聞本紙(宅配)に掲載された約30万件の記事の検索・閲覧ができます

●記事検索は過去何年分の記事が対象になりますか

有料会員の場合、過去5年間の記事が検索できます。本文閲覧は毎月25件まで、基本料金内でご覧いただけます。26件以上ご利用の場合は追加料金として、1件あたり175円(税込み)が課金されます。検索結果について見出しのみの閲覧は無料です。登録会員の場合、過去6ヵ月分の記事見出しが無料で検索できます。

これでますます携帯電話やタブレットPCで新聞を読む人が増えると思うが、地下鉄利用する頻度の高い人にとって朗報なのが、地下鉄トンネル内でのWiMAX利用。地下鉄車両内でのネット接続は賛否両論があるのは知っているが、東京メトロと都営地下鉄が導入を決めたということはそれだけ要望が強かったのだろう。

個人的には大いに歓迎したが、『今後WiMAX対応スマートフォンユーザーは「地上ではWiMAX、地下街では3G、そして地下鉄の中ではWiMAX」といったように回線をうまく使い分けることで、いつでもどこでも通信できる環境が実現することになります』とのこと。秋頃にWiMAX標準搭載スマートフォンを購入するのもいいかもしれない、そんな気がしてきた。

●地下鉄のトンネル内で「UQ WiMAX」を利用した高速インターネットが可能に、東京メトロや都営地下鉄と合意