丸の内仲通りのテナントサイン-その3
- 2011.05.31
2009年11月05日に掲載した『丸の内仲通りのテナントサイン』
2011年05月24日に掲載した『丸の内仲通りのテナントサイン-その2』
目立ち過ぎず、しかしながら上質さを漂わせながらも視認性の高いサインが要求される場所が丸の内仲通りだと思うが、色遣い・書体・形状・対比の視点から各店舗の入り口を眺めてみると、まさに百花繚乱状態ながらも、実に見応えがある。壁面石との組み合わせから照明器具の選択まで、細かいところにまで拘っているのがよく分かるが、個人的に一番気に入ったのが、5枚目に掲載したUNITED ARROWSの銘板だ。
アルファベットならではの書体の妙味を"THE SOVEREIGN HOUSE"には感じてしまうが、色の選択、縁取りの構成など落ち着いた仕上がりながらも質感はかなり高い。7枚目の一保堂や8枚目のNOKO OHNO、そして最後のLA MAISON DU CHOCOLATは、これだけ小さい文字ながらも内部に照明装置(LED)が入っているはずだが、背景の壁面の色との組み合わせで、白色LEDや電球色のLEDを選択したりと細やかな工夫が感じられる。
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