小型テナント表示を14台並べたファサードサイン
- 2011.11.08
たまたま車で通り過ぎると、正面入口の脇に小さいながらも瀟洒なガラス製自立サインがあるのに気がついた。豊洲付近は景観に配慮した屋外広告物が多く、1枚目の写真を見ても分かるように外部に露出した壁面サインは少ない。一階に入居しているテナントはさすがに柱間にファサードサインを展開しているものの、二階に入居しているテナントともなると、サインは全部ガラスの内側だ。
商業施設のテナントにとっては入口付近のサイン・看板等の掲示は死活問題に直結するために、より大きく、より存在感のあるものが好まれるが、建物所有者からすれば公共の空間の確保が優先されるためにサイン・看板にあまりスペースを割くことは出来なかったのだろう。その折衷案というわけでもなかろうが、この14台の自立サインを見ていると、身障者用の通路と一体になり、あくまでも施設の一部として提案しようとしているかのように見える。
6枚目に掲載した写真を見ていると、照明ボックスとコンクリート塀とのラインやサイン上端と手すり上端とのラインが実にスムーズ。サインの見せ方としては実に綺麗な仕上がりだと思う。
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