モバイルギアの再来"LifeTouch NOTE"への期待

  • 2011.02.19
By Black and Blue

購入当初はiPadの電源をまめにON,OFFしていたが、最近はそれも面倒くさくなり常時電源入れっぱなし。使用するときはスリープ状態から即座に回復するので、iPadはとても重宝している。web新聞を見たいとき、テレビ番組欄を見たいとき、従来のPCでは電源を入れてから立ち上げる時間を計算しなくてはならなかったが、自宅内使用のiPadはすぐに見ることが出来るので、徐々に閲覧端末の主役の座を奪いつつある。

Vista,7,Snow Leopard,UbuntuといろんなOSを使用していると起動時間の違いがよく分かるが、やはりWindows系は立ち上がりが遅い。Windows7になって多少Vistaより起動時間が短縮されているが、それでもUbuntu9.10よりは時間がかかる。なのでちょっと調べものをしたいときはiPadの方が圧倒的に便利なのだ。が、そのiPad、どうしても慣れないというか、覚える気にならないのが文字入力作業。

だいたいPCを使用するときのように机に向かって椅子に座って、なんていう状態でiPadを使うことはなく、多くは寝転びながらのくだけた姿勢で見ることが殆どだ。なので、どうしても文字入力作業が上達せず、検索言葉を入れて調べる程度にしか使っていない。iPhone,iPadに代表されるタッチスクリーン搭載機種はやはり受身として使用することで、その存在価値が最大限に発揮されるのであり、PCのように製作したり、描いたり、書いたりする能動的な作業には向いていない気がするのだ。

なので、以前から欲しかったのが、電源を入れたら即座に使用することが可能になり、そしてiPadのように長時間使用に耐えることが可能なモバイルPC。必要最低限度のキーボードを備え、文字入力がそこそこ行えるPCがあったら便利だなと思っていたのだが、それを実現してくれそうなPCがNECから発売されるらしい。

●NEC「LifeTouch NOTE NA75W/1A」
~モバイルギアの再来!?キーボード搭載Android端末

携帯電話やiPod touchでもそこそこ文字入力作業は出来るのだが、後から入力し終えた文章を読み返すと、要した時間の割にはそれほど長文入力出来ていないことがよくあり、やっぱり10本指を全部使えるフルキーボード搭載PCには叶わないなと思う。ひらがな、漢字、英語、数字、全角、半角となにやら日本語の入力作業には多大な労力を必要とするからだろうか、アルファベットと数字の組み合わせしかない欧米で開発された端末は細かいところまで手が行き届いていないような印象を受けるのだ。

その意味で国産、しかもNECが開発したモバイルPCともなればおおいに期待してしまうが、Windows端末ではない点もユニークで、Android2.2を搭載。メモリ8GB搭載ということはそれほど重たいデータを扱うことは想定していないで、web、メールなどの簡易的なデータを使用することを前提としているのだろう。

上記の記事によると『ちなみに、実際に1日持ち歩いて、外出先で公衆無線LANを利用したWebアクセスやWeb動画視聴、地図検索、カメラでの写真撮影、テキスト入力などを試してみたところ、午前9時頃から夕方6時頃まで利用しても、バッテリはまだ20%ほど残っていた。この時は、持ち歩きつつ、いろいろな場所で取り出して利用するというスタイルで、当然連続利用というわけではなかった。一応、意図してかなり頻繁に利用したが、それでも9時間のうち実際の利用時間は50%あるかどうかだった』とのこと。どのような評価になるのか掲示板等を楽しみにしている。