2011年03月11日に掲載した『記念植樹プレート・彫り込み文字の耐用年数』


記念植樹プレートや彫り込みプレートについては、こちらのサイトにまとめてあるので、是非ともお読みいただきたいが、本日掲載するのは今から20年ぐらい前に製作した記念植樹プレート。だいぶ前の事なので記憶も薄れがちだが、1992年といえばWindows95よりも前のWindows3.1の頃。確かMS-DOSを無理矢理拡張してマルチタスク化を計ったOSだったように記憶しているが、当時はもちろんインターネットは普及しておらず、デジカメなどももちろん無かった。

写真技術が稚拙だったこともあり、構図は見るべくもないが、今となっては非常に貴重な写真だと思う。通常の彫り込み文字と言えば、金属板の表面を削って文字を彫り込むタイプのことだが、こちらは逆に文字の周囲を削って文字を浮かび上がらす手法で製作している。業界用語でいうところの凸仕上げの文字だが、文字は銅板のヘアーライン、地板は銅板梨地(なしぢ)と呼ばれる上質な作品に仕上がっていた。