ベンツ博物館の入口文字
- 2011.03.15
ベンツ博物館の特集はこれで四度目だが、本日掲載するのは入口真上に表示される博物館名称文字。当ブログでは過去に様々な名称文字を掲載しているので、詳細は左欄外の『サイン-館名』をご覧頂きたいが、今見返してもこの入口サインと同種のものは殆ど無い。この入口サイン、やはりある程度の厚みがないと安っぽく見えることもあり、その多くが文字を立体的に見せる手法を取っているのだ。
従って対照的な仕上げとなるこのベンツ博物館の入口名称文字は建物との調和を図るべく、壁面パネルを切り込み、いわゆる凹仕上げとしたのは理解出来るが、よく見るとどの角度から見ても陰影により文字の輪郭がはっきりしている。通常は文字色と壁面色の同色は視認性が落ちるためにあまりやらないのだが、壁面パネルとの段差を利用して陰影を意図的に作り輪郭抽出、そして建物一体型としてより上質に見せる珍しい手法といっていいような気がする。2011年02月28日に掲載した『シュツットガルトのベンツ博物館-その2』の夜景写真を見ると、夜間は青色発光と白色発光の二種類のパターンがあるということは、ひょっとしたらLED調光装置を採用しているのかもしれない。それにしてもこの壁面パネルの仕上がりが実に興味深い。
Bingで見たい方はこちらをクリック
Googleマップ・ストリートビューで見たい方はこちらをクリック