iPhoneで漫画を読もうとしたら
- 2011.11.20
普段はiPadで電子書籍を読んでいるが、iPhone 4Sではどのように見えるのだろうかという疑問がわいた。マンガぐらいの大きさともなるとさすがにiPhone 4Sで読むには少々画面が小さいかも・・・・・ということで早速実験しようと思ったのだが、iPad→iPhone 4Sへの電子書籍の移動がうまくいかなかった。
というのも普段利用しているのはebook japanなのだが、iPhone 4Sで見ても自分の電子書籍本棚には購入した書籍が1冊も掲載されていない。複数の電子書籍を購入しているので、それら全部が本棚になければおかしいのだが、いくら探しても本棚には掲示されず。何かしらの不手際があったのかもと、iPadのebook japanの本棚を見ると、確かに購入した書籍がずらりと並んでいる。
ということは、システム上は確かに購入した書籍が認識されているわけだ。ではなぜiPadの本棚には購入した書籍が掲示されて、iPhone 4Sの本棚にはそれが掲示されないのか?2台のモバイル機器のどちらでも書籍が閲覧出来るわけでもなく、あくまでも閲覧可能なのは1台の機器だけ。他の機器で見たければ、一度電子書籍を本棚から返還し、改めて見たい機器でダウンロードしなくてはいけないということに気が付くまでに少々時間がかかった。
なぜならiTunesから映画を2,3本レンタルではなく購入したのだが、その購入した映画はPCとiPadとiPhoneのライブラリに登録されているからだ。つまり映画を見たいときには、PCでもiPadでもiPhoneでもどの端末でも見ることが出来る。映画を購入したのは個人なので、その個人が所有している端末ならばどの端末でも閲覧可能という考え方なのだろう。それに対し、ebook japanの規約ではあくまでも閲覧可能な端末は1台1冊だけ。不正防止のために他端末で見たければ一度返却する必要があるというわけだ。
https://sys.ebookjapan.jp/trunk/help/about_howto.asp#tanmatsu
iTunesとebook japanのどちらの利便性が高いのかは言わずもがなだが、個人的には片方が出来て片方が出来ないとなると、もう片方は手抜き?怠慢に見えてしまう。最近特に思うのはどうも日本人が考えるネットサービスは、利用者の利便性よりも不正防止の優先順位を高くしているのでは?ということだ。
一例を挙げると携帯電話の暗証番号。ドコモ携帯電話の場合、通常の4桁のパスワードのほかにネットワーク暗証番号やらPINコードもあり、なにやら複雑怪奇。取扱説明書をきちんと読まないのも悪いのかもしれないが、なんでこんなに暗証番号の設定項目があるのかと思う。
前々から書いているが、最初から規制ありきの考え方では、日本ではともかく欧米ではなかなかサービスが広がらないような気がする。アップルiPhoneの自由度の高さを見るたびに、もう少しなんとかならんものかいなといつも思ってしまうのだ。