新しいiPadの発売に伴い、AppleTVも新型が登場しているのを知った。去年初めてこのAppleTVを購入したが、コンパクトで価格も安いながらも非常に使い勝手が良く、特にYouTubeを閲覧するときに重宝した。もう少し売れていいように思うのだが、iTunesで音楽業界は完全にアップルに牛耳られているだけに、さすがに映像だけは最後の砦とばかりにアップルの思うようにはさせないと逆の力が働くのだろうかなどと邪推してしまう。

AppleTVは単体でもそれなりに使えるのだが、やはりiPhone、iPad、iPod touchと組み合わせるとより一層その楽しさが実感出来る。その辺りはアップル公式サイトに詳しいが、新型AppleTVは1080ピクセルのHD画質の映画をiTunes Storeでレンタルして楽しめるようになったのが最大の強化点で、個人的にはこれだけで欲しくなってしまうが、期待していたのはAppleTVのFaceTime対応。iPhoneやiPadでFaceTime利用時にワンクリックでAppleTVにFaceTimeを飛ばし、自宅に居るときにはAppleTVでFaceTime接続可能になれば面白いなと思っていたのだが、技術的には可能であったとして、我々には窺い知ることの出来ない理由があるのだろう。

いま現在重宝しているサービスがフォトストリーム。iPhone,iPadで撮影した写真は自動的にアップルサーバーにアップされ、個人が所有するアップル機器やWindows PCで全て同期を取ることが可能というもので、iPhoneで外出時に撮影した写真は、自宅に帰ると自動的にWindowsやMacintoshなどのハードディスクに落とされているのは快感ですらある。今までだったら、USB接続ケーブルでPCと接続、あるいやmicroSDカードやSDカードを取り外してPCに装着して写真をコピーしていたのだが、この煩わしさから解放されるだけでもありがたいものだ。

そのフォトストリーム機能は当然ながらAppleTVでも利用可能で、iPhoneやiPadで撮影したばかりの写真がそのままデジタルTVで再生可能。こうなってくると是非とも欲しくなってくるのがマルチユーザ対応のAppleTVだ。現状AppleTVはマルチユーザ対応になっていないために、家庭内にiPhoneユーザが複数居るとその台数分AppleTVを購入しなくてはならない。まあアップルに言わせれば価格も安いのだから1人に1台ぐらい買いなさいよということのなのだろうが、出来ればAppleTVぐらいはマルチユーザ対応して欲しいものだと思う。