外壁広告を側面からスポットライトで照射

  • 2011.09.09
By Black and Blue



壁面サイン設置前の写真は撮影していないので、Googleマップストリートビューから判断するのみだが、上の写真を見て顧客より壁面広告を展開したいと依頼されたときに、どのようなアイディアを出すのかは非常に難しい問題だ。

一般的に壁面サインを設置するときには、工作物確認申請書・道路占用許可書や屋外広告物許可申請などが必要だが、当然それらを遵守した上でイメージ作りを始めなくてはならない。が、下地が全面ガラス仕上げの時には事実上、後施工のアンカーなどが不可能になるために施工方法がかなり限定されるのだ。

だからか、この明治通り沿いに設置された懸垂幕は非常にシンプルな造りとなっている。他所では余り見られぬ側面照射のスポットライトと左右両端の外壁に設置された支持パイプから構成された懸垂幕の白い背景が、全面ガラス張りと相まって非常によく目立つ。

赤い逆三角形の消防進入口ステッカーが全部で四箇所貼られているのは、消防署からの指導によるものなのかどうかは分からないが、律儀なことだと思う。







2010年01月13日に掲載した『H&M渋谷の壁面広告』