パンチング加工を巧みに利用したテナントサイン
- 2011.11.15
2011年11月08日に掲載した『小型テナント表示を14台並べたファサードサイン』
正面入り口からガラス越しに覗いてみると、なにやらほのかな電球色のラインが数本見えてきた。階段脇には14台の小型ガラスサインを横方向に並べ、室内には縦方向にテナントサインが並んでいると、視覚的にどうしても惹き付けられるのは人間としての特性なのかもしれないが、それにしても縦と横との対比が綺麗に見える。
そして室内に入るとご覧のようなあでやかさ。壁面全面をテナントサインに見立てて、電球色蛍光灯の明かりが実に上質感溢れる仕上がりできらびやかという言葉がぴたりと似合ってくる。
注目すべきは足元の光の出し方だ。2枚目の写真を見るとよく分かるが、上端から下端までアクリル板の全面貼りだとおそらく光が強すぎる。そこで足元部分だけは別途パンチング加工に仕立てたのは分かるが、最後に掲載したパンチング拡大写真を見ると、微妙に穴の開け方を変えているのだ。おそらく印刷で対応したのだろうが、その手間暇をかけただけの成果は充分に出ている。
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