2011年3月11日以降の都心繁華街は夜間照明をかなり絞っており、小規模飲食店はまだしも大規模商業施設ともなると屋上広告塔は殆ど照明を消していた。電気街として名高い秋葉原でさえ、店内照明を残し、外部の照明は消したまま。聞くところによると世間体もあるので、さすがに屋上広告塔を点灯するわけにもいかず、不要不急のものは全て消す方針だったらしい。当時は首都高速環状線を走っても銀座新橋界隈は妙に暗かったのを覚えているが、それがここに来て少しずつ復活している。

日本を代表する高級繁華街と言っていいかと思うが、銀座のネオン照明が暗いのはやはり心情的に寂寥感が漂い、世相のうら寂しさを端的に感じてしまう。やはりここは景気づけに明るくして欲しいものだと夜の銀座を歩いていたら、だいぶ活況を取り戻しているのに気がついた。写真は銀座ダイヤモンドシライシ銀座本店のもの。先日紹介した『銀座カルティエのクリスマスイルミネーション』と並んで実に鮮やかなイルミネーションだった。


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