バンクノートビルディングはリトアニア第二の都市であるカナウスに建設されたオフィスビルだが、紙幣を建物外壁全面に描いたとてもユニークなビルだ。日本語で紹介しているサイトを見つけることが出来なかったので詳細は不明だが、6枚目と7枚目の写真を見る限り、全面ガラス開閉式の外観にインクジェットシートを貼ったのではないのかと推測していた。

が、海外紹介サイトを見ていると、『using special enamel paint』と記述されており、そのまま受け取るのならば『特別なエナメルペイント塗料を使って』の意となり、職人の手書きによる作品となる。考えてみればインクジェットシート仕上げだと10年も経過すればかなり色褪せてくるはず。だとすれば、耐候性を高めるためにも特別な塗料で人の手で仕上げたというのも理解出来るが、それにしてもあまりにも緻密精緻な仕上がりを目の前にすると、まさにこれは驚異的と言うしか他はない。

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