銀座菊水のファサードサイン

  • 2011.10.13
By Black and Blue




銀座菊水と言えばたばこ専門店として知る人ぞ知る有名店である。公式サイトによると、明治36年(1903年)創業で煙草や喫煙具を取り扱い、東京以外からも足を運ぶ人が多いという。

Googleマップ・ストリートビューにリニューアル前の店舗の写真が掲載されているが、リニューアル後のポイントはなんと言っても青色に塗装されたパンチング仕様のファサードサイン。金属板に大小の小穴を規則的に開けた板を業界用語でパンチングと呼ぶが、そのパンチング加工の板を弧を描くように折り曲げて下地としており、その内側には照明器具を仕込むといった多層構造となっている。

過去に掲載したパンチング処理のサインを二例掲載するが、いずれも正面素材として使いながらも脇役的な存在であるのに対し、銀座菊水のそれはパンチング処理のサインが全面に押し出されて主役となっているのが素晴らしい。従来のパンチング板の使い方とは異なるデザイン処理が一際目を引いた。

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